ひとりでログハウスを建てる
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敷地内に樹木が多い場合には伐採工事が必要になります。写真のように建設地には、たくさんの樹木が立っていました。
特に直径が50cmを超える赤松が30本以上立っており、これを切り倒すのに、かなりの費用がかかりました。
切り倒しと処分費用は1本あたり約3万円でした。
現場でログ取り回しのテスト等をやりたかったのでログ工事を始める前の年には整地工事を終わらせました。
現場には仮設トイレ、仮設水道、仮設電気が必要になりますが、水道と電気については他の手段(近くに川があるとか発電機がある等)で用意が出来るようであれば不要です。
トイレに関しては業者さんが利用しますので絶対に必要になります。
整地が済んだらログ材が運び込まれるまでの間に基礎工事を行います。
基礎工事には重機が必要なことから工事は業者さんにお願いしています。基礎がしっかりしていないと、それ以降をいくらがんばっても良い結果は得られません。
工事の過程を観察した感じでは基礎の精度を出すのが難しそうでしたので業者さんに依頼することをお勧めします。
基礎にコンクリートを流し込んでからコンクリートが安定するまで2週間程度かかるそうなので、あらかじめ日程を多めに見込んでおきます。
特に春先に工事を行う場合には天候が不安定なことも考慮して長めに見込んでおいた方が良いでしょう。
沢に沿った土地なので上流から流れてきた岩がかなりあるだろうと予想はしていましたが、基礎工事では地面の下から予想以上に大量の岩が出ました。
屋根がかかるまでは基礎内に雨水が溜まるので、これを抜き出すために水中ポンプが必要です。
また、水が溜まることを考慮して基礎内は土床とせずにコンクリートで覆っておいた方がよいでしょう。
基礎には排水升を付けておき、基礎内の水が排水枡に集まるように傾斜をつけてもらいます。